佐藤琢磨 日本人初優勝って遅すぎるぐらいです
ついに佐藤琢磨が、インディカーシリーズ第3戦「Toyota Grand Prix of Long Beach」で日本人初優勝を遂げました。
F1でもトップクラスで通用する日本人レーサーなのに、ずっと不運に泣いていた佐藤琢磨選手ですから、この選手の才能からしたら優勝するのが遅すぎるぐらいです。
競技の世界で良く言われるのは、それまで上位入賞どまりだった選手が一度優勝して「勝ち方」を知ってしまうと、神がかった様に勝ち始めると言う事ですが、
その「紙一重のなにか」を今回佐藤選手が得たとしたら、なんとも今後が楽しみじゃあないですか。
インディーカーレース初の日本人ウイナー佐藤琢磨選手。
そしてマシンのエンジンカウルには「HONDA」の文字。
![SatoTakuma.jpg]()
いつも佐藤琢磨選手の傍に居るかのような「HONDA」の文字は、故本田宗一郎氏の遺志を継いで日本人ドライバーをバックアップする「ホンダ」という会社のスピリットでもあります。
「ホンダ」とはそんな会社です。
佐藤琢磨選手が登場するまで、私は日本人には、レーシングドライバーに限らず、欧米人のようなクルマを速く走らせるためのDNAが備わって来なかったんじゃないかと思い、悲観していました。
その証拠に、国内ではチャンピオンになれても、海外に出るといつも言い訳と慰めが必要な結果ばかりで、勝っても負けても「常に」トップ争いしてる様なスカッとした速さを見せてもらった事がありません。
でも、この佐藤琢磨という選手にはずいぶんスカッとさせてもらいました。
なんと言っても、1996年からレーシングカートに乗り始めて4年で「日本人初」のイギリスF3チャンピオンですからね。
世界のトップドライバー達がそうだった様に、佐藤琢磨選手も「最初から」、もう自国内ではぶっちぎりの速さで、
世界に出ても、競争力の高いマシンのドライバーズシートを与えられるとすぐに優勝してしまう、典型的なトップクラスレーサーのパターンです。
だって、カートから4年でF3チャンピオンになっただけじゃなく、その翌年に「F1のフルタイムドライバー」としてチームジョーダンと契約してるんですから、
レース始めて5年でF1ドライバーに選ばれるなんて天才にしかできない事ですよ。
まあでもねぇ、そこから今日までの10年間がかわいそうでしたねえ。
思えばなんで他のF1チームからのオファーを蹴って スーパーアグリF1チームに行ったんでしょうか?
そりゃあ日本のコンストラクター・日本製エンジン・日本製タイヤに日本人オーナーと、完全日本製によるF1優勝と言う夢に惹かれた部分もあったでしょうし、
いわば佐藤琢磨選手の影のサポーターとも言うべきホンダの意向も多少はあったでしょうけど、
なんぼなんでも、新参者のチームがまともに勝負できるほどF1は甘くないですからねえ。
それに、はなから資金が乏しいチームだったし、いつもレーシングカーと言うよりはテストカーみたいなマシンでは、勝てるどころか、完走するのもやっとと言う感じでしたから、さんざんな成績で、なんかこれで佐藤琢磨選手の追い風が逆風になってしまったように思います。
でもそんなこんな事はもういいですわ。
世界最速のフォーミュラーレース(インディーカーはF1より速いです)で優勝ですから。
浪人中はF1に執着をみせていましたが、古くはインディーカーチャンピオンからF1へ行っても成功したマリオ・アンドレッティーや、逆にF1からインディーカーを乗りに来たナイジェル・マンセルの例を見ても、インディーカーで優勝できるドライバーはF1でも優勝できるんですよ。
佐藤琢磨さん、この優勝でホンダのバックアップも優先度あがるだろうし、世界中の有力チームからオファー来るだろうし、
なんと言っても基本北米のレースでも、インディーカーレースのスポンサーって世界的な金持ち企業ばっかですからね。もうスポンサーに困る事なんて無いんじゃない?
ホンダ+ビッグスポンサーなんて、もう有力チームからのオファーを待つ立場から、選ぶほうの立場になる訳ですから。
もうこのままチャンピオンになっちゃいましょう!
ついに佐藤琢磨が、インディカーシリーズ第3戦「Toyota Grand Prix of Long Beach」で日本人初優勝を遂げました。
F1でもトップクラスで通用する日本人レーサーなのに、ずっと不運に泣いていた佐藤琢磨選手ですから、この選手の才能からしたら優勝するのが遅すぎるぐらいです。
競技の世界で良く言われるのは、それまで上位入賞どまりだった選手が一度優勝して「勝ち方」を知ってしまうと、神がかった様に勝ち始めると言う事ですが、
その「紙一重のなにか」を今回佐藤選手が得たとしたら、なんとも今後が楽しみじゃあないですか。
インディーカーレース初の日本人ウイナー佐藤琢磨選手。
そしてマシンのエンジンカウルには「HONDA」の文字。

いつも佐藤琢磨選手の傍に居るかのような「HONDA」の文字は、故本田宗一郎氏の遺志を継いで日本人ドライバーをバックアップする「ホンダ」という会社のスピリットでもあります。
「ホンダ」とはそんな会社です。
佐藤琢磨選手が登場するまで、私は日本人には、レーシングドライバーに限らず、欧米人のようなクルマを速く走らせるためのDNAが備わって来なかったんじゃないかと思い、悲観していました。
その証拠に、国内ではチャンピオンになれても、海外に出るといつも言い訳と慰めが必要な結果ばかりで、勝っても負けても「常に」トップ争いしてる様なスカッとした速さを見せてもらった事がありません。
でも、この佐藤琢磨という選手にはずいぶんスカッとさせてもらいました。
なんと言っても、1996年からレーシングカートに乗り始めて4年で「日本人初」のイギリスF3チャンピオンですからね。
世界のトップドライバー達がそうだった様に、佐藤琢磨選手も「最初から」、もう自国内ではぶっちぎりの速さで、
世界に出ても、競争力の高いマシンのドライバーズシートを与えられるとすぐに優勝してしまう、典型的なトップクラスレーサーのパターンです。
だって、カートから4年でF3チャンピオンになっただけじゃなく、その翌年に「F1のフルタイムドライバー」としてチームジョーダンと契約してるんですから、
レース始めて5年でF1ドライバーに選ばれるなんて天才にしかできない事ですよ。
まあでもねぇ、そこから今日までの10年間がかわいそうでしたねえ。
思えばなんで他のF1チームからのオファーを蹴って スーパーアグリF1チームに行ったんでしょうか?
そりゃあ日本のコンストラクター・日本製エンジン・日本製タイヤに日本人オーナーと、完全日本製によるF1優勝と言う夢に惹かれた部分もあったでしょうし、
いわば佐藤琢磨選手の影のサポーターとも言うべきホンダの意向も多少はあったでしょうけど、
なんぼなんでも、新参者のチームがまともに勝負できるほどF1は甘くないですからねえ。
それに、はなから資金が乏しいチームだったし、いつもレーシングカーと言うよりはテストカーみたいなマシンでは、勝てるどころか、完走するのもやっとと言う感じでしたから、さんざんな成績で、なんかこれで佐藤琢磨選手の追い風が逆風になってしまったように思います。
でもそんなこんな事はもういいですわ。
世界最速のフォーミュラーレース(インディーカーはF1より速いです)で優勝ですから。
浪人中はF1に執着をみせていましたが、古くはインディーカーチャンピオンからF1へ行っても成功したマリオ・アンドレッティーや、逆にF1からインディーカーを乗りに来たナイジェル・マンセルの例を見ても、インディーカーで優勝できるドライバーはF1でも優勝できるんですよ。
佐藤琢磨さん、この優勝でホンダのバックアップも優先度あがるだろうし、世界中の有力チームからオファー来るだろうし、
なんと言っても基本北米のレースでも、インディーカーレースのスポンサーって世界的な金持ち企業ばっかですからね。もうスポンサーに困る事なんて無いんじゃない?
ホンダ+ビッグスポンサーなんて、もう有力チームからのオファーを待つ立場から、選ぶほうの立場になる訳ですから。
もうこのままチャンピオンになっちゃいましょう!